テレパシー少女 蘭 第14話 「と赤い手鞠 〜人面瘡は夜笑う〜」

人面瘡事件の解決編。前回の青年が事故に遭うところから既に計画の一部だったというのは意外で、一瞬、人面瘡の件と一億円強奪事件が上手く繋がったような気がしてしまうんですが、よく考えてみると強奪犯が作り物の人面瘡を使ってまでして、呪いの仕業にする理由がイマイチよく分からなかったりもするところ。犯人の一人に警察を軽蔑しているセリフを言わせるあたり、先祖の時と同じように呪いのせいで錯乱した当主が屋敷が燃やして、それに巻き込まれて死んだことにすれば逃げられる、と考えていたんだと思いますが。
孫の人面瘡が偽物だったというのは、それはそれでいいとしても、当主の姉に憑いていたことをはじめとする鬼頭神家の呪いの件が放置されていたのが引っかかってしまうわけですが、まあ数十年ぶりに妹が姉の本心を知ったことで解決ということになっているんでしょうか。幽霊の力を分けてもらってパワーアップというのも驚きの展開でした。
とまあ、いろいろとツッコミどころはあるんだけれども、孫の容態が急変して事件が動き始めるという時に、蘭と翠が組分けでラブラブな妄想をはじめたりするのが面白くて、どうにも憎めないところだなと。