ブラスレイター 第24話「約束の地」

最終回迎えてようやく真打ちジョセフが起床。
最後の戦いの途中でもやっぱり寝込んだりしてホントによく寝る人だなぁと思いつつも、まあゲルトやヘルマンが憑依して戦うあたりは最終回らしい盛り上がりでしたよ。本人は寝て起きただけなのに、いきなり凌駕したとか言い出したのには唖然としましたが、きっと寝れば寝るほど強くなるという裏設定があるんだろうと勝手に解釈することにしましたよ。
凌駕したのに速攻で負けるのにも驚きましたが、その狙いが力による制圧ではなく別の方法による消滅にあるあたりは、作中でこれまでに繰り返し描かれてきた力ある者ない者を虐げるという問題提起に対する解答なんでしょうか。
アマンダとマレクが再会するエピローグはまあいいんですが、死んでいった人々が出てくるのは正直蛇足感が。謝罪する隊長には噴きました。
シリーズの前半は重苦しい雰囲気ながらも、力ない人々が虐げられる不条理を描くみたいな感じで、やろうとしていたことがハッキリしていたんですが、後半に入ってからは、話の中心にいる人物が寝てばっかりだったりしてずっと迷走していた印象。最後はそれっぽくまとめていましたが、もう少しどうにかならなかったんだろうかと思ってしまいました。