かんなぎ 第3話「スクールの女神」

脇役たちが多数登場して賑やかな雰囲気に。主人公が属する美術部の面々を紹介するわけですが、それぞれのキャラクターや主人公との関係、そして部の雰囲気といった情報が、前半の十数分という短い時間の中で、分かり易くコンパクトにまとめられておりました。日常的な描写を中心として全体的にユルく作られているにもかかわらず、冗長に感じないのは、こういう必要な情報を過不足なく伝えるようにできているおかげのように思いました。
ナギがヒロインとは思えない壮絶な顔面スライディングを決めるところからは、彼女を中心とした展開。いかにも怪異現象みたいな盛り上げ方をしておいてからの、あのオチは脱力ものなわけですが、それを見抜けなかったことで神としての力が衰えたことを自覚するナギや、いろいろと確執のありそうな彼女の妹の登場へと繋がるあたりは、意外な方向へと話が進んで面白かったですよ。
仁がちゃぶ台の下からナギの脚を覗いたり、ナギがつぐみに抱きつくあたりはドッキドキなシチュエーション。仁の巨乳嗜好を知ったつぐみが、密かに勝利のポーズを決めるあたりは、可愛らしくてよかったですよ。