鉄のラインバレル 第8話「戯れの鬼たち」

バトルを中心に、それ以外はほとんどサービスシーンということで、見所がてんこ盛り。仲間を助けるという主人公の行動が、結果として敵に遅れをとるという事態を招くということで、彼のぶつかる壁を予感させる展開となっておりました。
終わり際に基地のメンバーたちが次々と彼の部屋を訪れるあたりは、そこら辺が周囲に好かれているようでもあり。敵の残した黒い空間が、後に主人公に対してその甘さを痛感させることになりそうではありますが。
続々と登場する加藤機関の隊長たちは、濃いキャラがそろっていてこの先の活躍に期待したくなるところ。特に人間サイズのマキナの人は、東方不敗を彷彿とさせるインパクトの持ち主だったりして、いっそのこと理屈抜きで生身のまま戦ってくれても良かったんだけれども、さすがにそんな無茶が許されるのはGガンダムの世界だけなのかなぁと思いつつ、ちょっと残念でもありました。
同じ人間であることを証明するために服を脱ぐという行動は、いかにも主人公と視聴者にとって都合にいい展開なわけですが、一応別の世界から来た存在である城崎が、自分を受け入れてもらおうとする行動としての意味もあるような気も。主人公の言いたいことは分かるけど別の意味にしか取れない発言で、オチがつくのには笑いましたよ。