機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第10話「天の光」

新型のMSによるソレスタルビーイングに対する牽制や軌道兵器よる地上への攻撃とイノベイターたちが人類の統一に向けて本格的に動きはじめつつ、00ガンダムが真の力が覚醒するということで、物語が新たな局面を迎える話。
オーライザー付きのツインドライブの性能はスゴイものがあるようですが、その影響でハレルヤが復活したりマリーがスミルノフ大佐の身に起きることを予知したりと、物理的なパワーの他にも怪しげな効果がある模様。それぞれの出来事がアレルヤとマリーの関係に影を落としそうですよ。
マリナとサジの、戦いの中に身を置きながらも自ら戦うことをしない二人は未だに進むべき道を見つけられず。戦いが戦いを生むというマリナの言葉は正論だけれども、かといって何もしなければ状況は変わらないわけで難しいところかなと。紛争による被害を最小限に抑えるために戦術予報士となったはずのスメラギとマネキンが、後に道を分かつことになるあたりも、この問題の複雑さを示すものでしたよ。
ファーストガンダムでは、戦いをなくすための回答としてニュータイプという人類を超える存在が提示されていたわけですが、この作品における類似の存在であるイノベイターは力による統一を目指しているわけで、あらかじめ乗り越えるべきものなっているあたり、同じ答えになりそうもなく。この作品ではどのような結末を迎えることになるのかに期待したいところ。
基地にいた新キャラは露骨にイノベイターのスパイっぽい感じですが、例の余裕をかましているというか人を見下しているような態度がないあたりが引っかかるところでもあり。同じ組織の一員としてサーシェスとネーナが再会するのは波乱の予感。にぃにぃズという呼び方に脱力感を覚えながらも、それだけ慕っているということかなと。
ブシドーさんの出番は今回はなし。もう一人のネタキャラであるコーラサワーもマネキンの叱責を受けたりして、あまり輝いてなくて残念でした。