とある魔術の禁書目録 第11話「妹達(シスターズ)」

御坂妹の正体とその存在理由が明らかになる話。
詳細は機密事項と言いつつ、正体について妹自身がほとんど説明してくれたり、美琴の部屋に行ったら計画を偶然知ることになったりと、謎とき部分が大雑把ではありましたが、まあ分かりやすいと言えば分かりやすいのでいいのかなと。漏電で風車の回るのでそれで美琴の位置を追うのは、あんなデカい風車が回ったらさすがに微弱どころの騒ぎじゃないような気もするけれども、アイデアとしては面白いところ。
前半のトウマが御坂妹の遺体を見つけるところから、妹たちに囲まれるあたりの演出は丁寧な仕事。トウマが路地に入るところで画面を90度傾けたり、転がった靴を見せて同じ場所であることを強調しつつ死体が消えていたり、走り出したトウマが死体が消えた事を受け入れて立ち止まるところで画面を一回転させたりと、不安感を煽るものとなっておりました。御坂妹とベクトル変換する人が戦うシークエンスと、トウマが路地に入ってからのシークエンスを、それぞれ赤と青を基調とした色合いで対比させるのも印象的。
焼き肉を食べるだけだったりして、インデックスは限りなく空気に近い存在となっていましたが、食べる姿が可愛らしくてそこら辺は一応ヒロインらしい扱いでしたよ。