機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第12話「宇宙で待ってる」

オーライザーと合体した00ガンダム無双の巻。
イノベイターたちの乗るMSを撃退して圧倒的に不利な戦況を一気にひっくり返すのはなかなかに気持ちの良い展開。さらに、いつも「計画通りフフン」みたいな態度をとっているリボンズの予想をはるかに上回る性能を見せて彼をビビらせるあたりも楽しいところでしたが、たしかに見ている側としても、人々の意識を繋げたりとか量子化して攻撃をかわしたりとか、その万能ぶりにビックリししてしまうわけで。まあ次々と明らかにされる新設定のおかげで物語の幅が大きく拡がっているのはたしかなのでこの先の展開に期待。
スピード感のある動きとカット割、そして大火力の兵器を惜しみなく投入してくる戦闘が迫力と見応えあるものとなっておりました。間髪入れずに衛星兵器攻略へと続くのも緊迫感のある構成でしたよ。
ルイスとサジにとっては4年前の約束が最悪の形で実現したといったところで、サジとソレスタルビーイングの関係を疑ったりしてルイスがさらにドツボな状況に。唯一の心の支えであったサジに裏切られたと思い込むことで、より悲惨な状況に追い込まれて行くことになりそうですよ。
戦いの中からルイスを救うことを願い、そのために戦う手段が用意されているのに、行動を起こすことの出来ないサジが、情けなくもあり共感できるところでもあり。戦いをやめるために戦うという矛盾に悩んだりして、マイスターたちよりも、ある意味主人公らしい存在として描かれておりました。