ワンナウツ 第13話「封印された足」

対バガブーズ戦の三戦目。
打者をツーナッシングに追い込んだり、2アウト3塁にしたり、前にランナーを置いたりと、東亜がジョンソン封じの手練手管を見せてくれるという展開。バガブーズ側のヤジにもあるように、直接対決を避けるあたりは逃げているとも言えるわけですが、東亜に取っては点を取られないことが重要なわけで、走塁勝負にこだわるジョンソンたちとは別のレベルで勝負をしているといったところでしょうか。
あえてエラーをして状況を操作するという手法については、正直はじめからそれをやっていれば的なことを思ったりもするわけですが、まあ話の展開的なものもあるわけで、最速の走者に対して、それを抑える方法をどれだけ思いつけるかという点に、この三連戦の面白さがあるんじゃないかなと。
前に走者を置くことでジョンソンの走塁を止めはしたものの、それ故に前の走者を殺すことが出来ずに三盗を許すというアンビバレントな状況で次回へと続くわけですが、それをどのように解決するのか気になるところ。まあ、次回のサブタイトルに答えが書かれているような気もするけれど、それを上回る展開に期待。
ここに来てジョンソンが走る場面のおもしろ度が更に上昇。風を切る効果音がマンガみたいだったり、走る動作が速すぎて人間のそれを超えていたりと、彼に関する演出がシリアスのギャグの境界線上に限りなく近づいていましたよ。