ソウルイーター 第40話「切られたカード〜メデューサ、死武専に投降する?〜」

死神とメデューサの取引とそれによってもたらされる思わぬ波紋といったところ
当面は大きな脅威にはならないメデューサと、鬼神と結託し増幅装置を可動させて世界を混乱へと導くアラクネたちとでは、どちらを先に倒すべきかという二者択一で、アラクネたちを選ぶのは、世界を守る死神にとっては当然の選択。けれどもその代償として目の前のメデューサを見逃すということは、大局の見えていないマカたちにとって死武専という組織に対する不審へとつながるということで同士での不和を予感させるものになっていましたよ。彼らを導いていたシュタインが姿を消すのは、その予兆といったところでしょうか。
第三の勢力として戦いに加わるメデューサの立ち回りの上手さが光っていましたが、死神の決断が下されるまで間、独房で不安を独白したりして、彼女もまた弱さを持った人物として描かれているのが印象的。こういう描写があると、人間味が増して来るなと。
死神とメデューサの取引の場面でかぼパンネタを繰り返すあたりは、いつものおちゃらけたノリとなっていましたが、シリアス一辺倒にせずに力を抜く場面を入れることが逆に全体を引き締めていたように思いました。