宇宙をかける少女 第2話「異界からの使者」

黄金銃が不発だったので、それを直すためにゴールデンオーブを探しに行くというあたり、一応は暗喩になってはいるものの、ネーミングやら何やらがストレートな表現で笑ってしまったり。
常に尊大な態度をとったりして自我が肥大化しまくっているくせに、インポテンツの玉なしなあたり、男としてのレオパルドのダメっぷりを象徴しているようで、なんというかネット上にはびこる、口先で優越感を得るだけで行動の伴わない一部の人たちを皮肉っているような気もするわけですが、まあ女の子の手によって機能を回復しようとするあたり、単に疲れた男たちのための願望充足のようでもあり、単に二次創作のためにネタを仕込んでいるようでもあり。とにかく面白いネタではあるので、どう広げていくのか気になりますよ。
話の方は、場面が飛びまくる上に、生徒会長やレオパルドの中にいた女の子といった、何か目的があるんだろうけれども、それが何かわからない人物が続けて出てくるせいで、話がどこへ向かっているのかよく分からず。秋葉も無口系の子に流されるがままに行動するので彼女もまた何を考えてるのかよく分からない状態で、このままだといろいろ盛り込んであるけど、ただ盛り込んだだけのアニメになってしまいそうですよ。今回はレオパルドの機能回復が目的だったようですが、そもそも何で秋葉が協力するの?という点がウヤムヤでした。
礼拝堂みたいな部屋で、秋葉が見せる回転運動は見た目に楽しいアクション。コクピットに乗ってる状態を胸をのぞき込むようなアングルで見せるのは、こだわりの感じられるところで、微妙に垂れ具合やコスチュームと胸の間に隙間できてよりきわどさが増している様子は、かなりよろしかったですよ。
OPは曲とさわやかな映像が合ってない感じで、普通にポップなアニソンでよかったんじゃないかと思うわけですが、ここまでミスマッチだとはじめからそれを狙っているような気もするところ。まあ狙ったところであまりメリットがなさそうですが。