機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第15話「反抗の凱歌」

アロウズの総攻撃によってソレスタルビーイングが絶体絶命の危機を迎えて、どう切り抜けるのかと思っていたら、別の場所で起きたクーデターによって勝手に撤退してくれるという。
正直肩すかしではありますが、まあ第4の勢力の介入によって勢力バランスが大きく変わるということで、この先どう話が動くんだろうという面白さがありましたよ。CBの存在を利用してクーデターを起こしたことが、結果として彼らを救うことになるのは因果でした。
傷ついた刹那がマリナの元に向かうあたりは、影が薄くてもやっぱり彼女が正ヒロインなんだなと。監督がインタビューで、二人は恋愛関係にならないという意味のことを言っていたらしいけれども、お互いの身の上話をするあたりはいい雰囲気で、子供たちが部屋を出て行くあたりは、空気読みすぎで微笑ましかったり。マリナが洗濯物を抱えて登場するのも生活感丸出しでいい味を出しておりました。
ブシドーさんの新機体のお披露目、即トランザムは熱い展開で、次回のバトルに期待を持たせてくれるところ。
今回からの新EDは大変印象深い出来映え。バラードに乗せて、脱ぎ捨てられた衣服や、あえて顔を隠して描かれる登場人物たちが描かれるのは、今後の展開を予兆するかのような映像でしたよ。オーロラの下や山の頂といった雄大な自然の中に破壊されたガンダムやトレミーが打ち捨てられているのも象徴的。