宇宙をかける少女 第4話「まつろわぬ者達」

学園祭を舞台にサービスを盛り込みつつ、箱をかぶった人が暴れたり、イツキの回想でそれを操る存在が敵らしいことが仄めかされるわけですが、話がどうのこうのという以前に、そもそも場面として整合性がとれてないところチラホラとあるのが引っかかりましたよ。
箱の人が現れるのがコロニーの運営方針に対する反対運動が盛んな地区で、明らかに学園の中心から離れた場所であるのに、箱の人に襲われた人物が出てくるのが学園祭の出店の前で、出現場所が近いんだか遠いんだかよく分からなかったり、その現場に秋葉が向かうところで、いつの間にかフリオが自動車に乗っていたり、現場に到着したときにはいなくなっていたりと。
作中において現実の世界の出来事でない(敵の精神攻撃や夢の中など)とか、ギャグとかでない限り、場所の設定とか人物の居る場所とかは、ちゃんと説明するのは基本的なことだと思うんですが、そこら辺が適当なのは、どうなっているのかなと。
ついでに言うと、秋葉が当然のようにレオパルドのパーツ探しをしている理由もよく分からなくて、レオパルドやほのかに協力する動機付けがなく見る側を置いてけぼり。学園パートの生徒会やら友人も、キャラが立ってなくてイマイチ存在意義が見えないというか、彼らなしで秋葉を中心としたレオパルドとほのか、そしてイツキの関係を見せとけば、話的にも分かりやすくて十分面白いんじゃないかとか。
ネットで拾った噂によると、5話以降、シリーズ構成の脚本家が降りたとか降ろされたとかいう話があるようで*1、そこら辺の混乱が原因だったりするんでしょうかね。次回からはちゃんと整理して見せてくれることに期待。
レオパルドが秋葉たちのスーツを脱がしていくのは、自分のパーツを探してるところにそれはないだろうと思いつつもサービス的にはアリだったりするんですが、尺が短いのが残念。

*1:公式の表記でも、シリーズ構成:花田十輝チーフライター樋口達人と脚本面で責任ありそうな役職が二つあって、5話からは樋口達人が担当していたり。