ワンナウツ 第19話「ヤミ信号」

ヤミ信号の種明かし編。音で信号を送っていたというのは、ビックリするほど意外というわけでもないんだけれども、騒がしい球場で怪しまれることなく選手全員に伝わるように理屈が付けられているあたりは、毎回細かいところまで考えているなぁと感心しましたよ。
展開的には種明かしよりも、むしろ東亜による監督の買収の方が派手な場面で、5千万円を直に放り投げるあたりはインパクトがありました。
登場人物たちの顔芸もいつにもまして面白いことになっていて、5番と6番がセーフティーバントをやらされるあたりはほとんどギャグマンガのノリといったところ。仕掛けが音というのは見た目の地味なわけだけれども、絵的な面白さで補っているように思いました。締めの東亜の犬になる云々のナレーションと鎖につながれた監督の絵面も秀逸。