機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第20話「アニュー・リターン」

アニュー死亡ということで、ライルと彼女の敵対する勢力に身を置く者同士の悲恋といったところ。
軌道エレベーターの件の後、時間を飛ばした4ヶ月の間に付き合ってたりして、今回の話をやるためにくっつけたような気がしなくもないんですが、まあ終わり際のサジの独白にあるように、彼とルイスとの関係にも重なってくるのかなと。飄々としたキャラクターであるライルが、惚れた女の事で珍しく感情をあらわにしながらも、もう一度自分の女にする云々のセリフは、やっぱりキザでニヤリとさせられたり。
二期に入ってから仲間同士の絆みたいな面が強調されていたので、話の流れとしては分かるんだけれども、人質を取られて何も出来なかったり、逃したら間違いなくソレスタルビーイングに大きなダメージを与えるであろう存在を、恋人であることを理由に撃てなかったりと、どうにも甘い展開の連続。一期の殺伐としてた頃ならこんな事にはならなかったようにも思えて、組織としては単に弱体化したような気がするところで、組織としての目的もよく分からなくなってきたし、なんだか安いメロドラマみたいな展開になってきたような気もしてしまいました。
前回、思わせぶりなセリフを吐いてくれたブシドーと、艦の爆発に巻き込まれたリューミンの出番がなくてどうなっているんかなと。