宇宙をかける少女 第8話「暗闇へのいざない」

風呂に入りながらコロニー同士の因縁やらレオパルドと獅子堂家との関係が語られつつ、怪獣やら幽霊やらが出てきたりするカオスな展開。
過去の話については、これまでの断片的な情報をまとめたくらいで、特に意外性があるわけでもなく。冷却装置の奪還と地図の入手イベントについては、RPGのお使いイベントのようで、正直本筋と関係なさそうな気もするんだけれども、とりあえず3人で何かやっているのを見ているだけでも楽しかったりするのでありなのかなと。
まあ怪獣はまだしも幽霊の存在には、どんな世界観なんだよこのアニメは、とか思えるところですが、除霊によってイツキが怪奇課の所属であることを振り返り、顔探しの場面で秋葉が自分と彼女を比較する場面に繋がり、そこからさらに集団失踪事件のついての話に繋がるという流れになっておりました。
期待の入浴シーンはバスタオルを巻きまくりだったりして、むしろ普段のスーツ姿の方がフェチ感覚に溢れていてサービス的によろしい印象。獅子堂家とその他の面々がレオパルドの部屋に踏み込んだ時の、彼のリアクションが自意識過剰で女性に免疫のない人物ならではのものになっていて、妙に親近感を覚えて見たりしながら、フリーダムな五女の行動も面白かったりしましたよ。入浴しながら過去の事件を語る場面での湯船のモザイクが、その事件を図案化したと思われるモノになっているのは細かい仕事でしたよ。
いろいろと過剰なのはあいかわらずですが、コロニーと人間の争いということで物語の根幹はシンプルにできている模様。獅子堂姉妹をはじめ、登場人物のキャラも立ってきて、キャラクターたちのかけあいだけでも楽しめるようになってきましたよ。