鉄のラインバレル 第22話「鬼を喰らうモノ」

これまでの加藤機関の行動は、来るべき侵略に備えて人類を導くためのものだったことが明らかになるという急展開。
敵同士だった存在が共通の敵に対して共同戦線を張るというのは、燃える展開のお約束でもあるんだけれども、今回の場合は敵側の敷いたレールに乗せられてそうなったわけで、どちらかというとそんな回りくどいことしなくても良かったんじゃないか感が強かったりもして、物語におけるこれまでの苦労や犠牲、そして視聴者としてそれに付き合ってきた時間は何だったんだろうかと思えてしまいましたよ。加藤が危機を訴えたものの黙殺されて、そうせざるえなかったみたいな回想でもあればまた印象が違ってきたんだろうけれども。
加藤の提案を浩一が受け入れるところも、森次に対して激高していた人物とは別人のように物分かりが良くて、個人的な事情よりも世界を守ることを優先すると言うことなんだろうけれども、その急変ぶりについて行けない物を感じてしまいました。