宇宙をかける少女 第17話「友達の輪」

帽子が宇宙人だったり、レオパルドをはじめとするコロニーたちがその宇宙人との共存を図るために用意された場所だったりと、物語の重要な設定が明らかになっていたような気がするんだけれども、次々と起こるイベントの中に埋没して全然インパクトがなかったというか、まあそもそも伏線もなしにそんなネタ出されても見る側としては置いてけぼりでただ見送るしかないというか。
秋葉たちは木星への落下にレオパルドの不調と危機の連続ですがどれもとってつけた感が強く。また、いつきが考え無しに行動する秋葉に苦言を呈していたのに、木星圏からの脱出の圏時に、いつものように突っ走った彼女と結果オーライで仲直りしてしまうのも釈然としないものが。
ネルヴァルから逃れた人間たちも彼に対抗しようとしてるんだろうけれども、偵察を出したら後を付けられて居場所がバレるというお粗末さでしたよ。複数の人物や出来事をそれぞれに動かすことで話を進めようとしてるんだと思いますが、どうにもメリハリがなくて映像がただ目の前を通り過ぎていくだけな印象。
安定していた作画もところどころでほころびが見えはじめてきたりもして、残りの2ヶ月あまりを、無事に乗り切れるんだろうかと不安になりつつも、いっそのこと何かやらかしてくれる方が見続ける意味があるんじゃないかと邪な期待をいだいてみたり。