鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第9話「創られた想い」

自己の存在への不安を抱えるアルが、それをエドにぶつけることで兄弟の危機が訪れるんだけれども、ウィンリィの仲立ちによって解決するという話。
ウィンリィヒューズ中佐との会話や、兄弟を見つめる二人の視線によって、お互いに分かりあっているつもりでも言葉にしないと伝わらないこともあるといったテーマが描かれていたわけですが、同時にウィンリィエルリック兄弟の間にある血縁や性別の壁みたいなのも感じさせる話となっておりました。
護衛の人がエドに平手打ちをする場面は、社会的な立場よりも大人としての責任を果たそうとする実直さが描かれていて好印象。