強欲の名を持つホムンクルスやらその配下のキメラたちがワラワラと出てきて、なんだか怪人大集合みたいな雰囲気でちょっと楽しかったりしましたよ。 アルが彼らにさらわれることで、ホムンクルスやキメラの存在に関して、軍が関与している事が明らかになるあ…

師匠との再会を通して、世界の法則が明らかになる話。 万物が変化することによって世界が作られ、それを応用し、人の意志で変化を行うことが錬金術であることが分かるわけですが、一度失われた生命を取り戻すことが禁忌となっているあたりは、やはりその方法…

エルリック兄弟とウィンリィが機械の街で生命の誕生に立ち会うの巻。 文字通りの寄り道エピソードで、ただでさえ駆け足な展開なのにこんな話をやっている余裕があるのかと思わなくもないんだけれども、まあ三人が生命の神秘に触れつつ、特にウィンリィの目指…

ヒューズ中佐死すの巻。 愛妻家にして子煩悩な彼が最初の犠牲者となるのが皮肉な展開ではありますが、それによって物語の根幹をなす大きな陰謀が浮かび上がってくるということで、重要な意味のある死となっていましたよ。 マスタングが男泣きする場面が、タ…

自己の存在への不安を抱えるアルが、それをエドにぶつけることで兄弟の危機が訪れるんだけれども、ウィンリィの仲立ちによって解決するという話。 ウィンリィとヒューズ中佐との会話や、兄弟を見つめる二人の視線によって、お互いに分かりあっているつもりで…

アル以外の鎧人間と対峙することで、エドは人間としての条件を明示することを迫られ、アルは自分自身の存在が揺らぐことになる話。 弟を否定することになるから殺人鬼の兄弟も否定できない、というエドの考え方は、消極的な肯定となっている、自分の弟だけを…

エルリック兄弟が賢者の石の秘密を知る話なわけですが、この作品についての知識が前のアニメしかなくて、それもそういえばこういう話だったな程度にしか覚えてない自分でもわかるダイジェストな展開。 ラスト達が図書館ごと資料を燃やして、石の件と深く関わ…

エルリック兄弟が故郷に帰る話でウィンリィが初登場。 途中で賢者の石の秘密を知る人物と出会ったり、エドが自ら焼き払った自分の家の前に立って物思いにふけったりと、兄弟の目的とそれを求める決意の強さが語られたりもしましたが、故郷で気心の知れた人物…

エルリック兄弟とスカーの顔合わせと、スカーが国家錬金術師を手にかける背景が明らかになる話。 今回も前のアニメでやった話だったりして、そういえばこういう話だったなぁと思いながら見てたわけですが、同じ話をやっているわりにはこう見せてくれるの的な…

キメラ錬成の巻。今回も、生命のありかたをゆがめる錬金術や、それを国家のために使う国家錬金術師という存在が抱える矛盾をエドとアルに突きつけ、救いのない結末を迎えるわけですが、一話で全部やってしまうせいか全体的にアッサリした印象。特に父親が追…

新興宗教の教主が持つ謎の力の調査を通して、命の石の存在やそれを使って暗躍する人物たち、そしてエルリック兄弟の目的が語られる展開。彼らと関わるロゼという少女によって、死者の復活を渇望する人の思いの強さとその行為の罪深さが、改めて強調されてい…

エドが右手と左足を失い、アルが空っぽの鎧になった顛末が描かれる回想編。 ここら辺は前作のアニメでもやっているところなので特に意外性はないんだけれども、禁忌を犯したせい肉体を失い、それを取り戻すために茨の道を歩むという、作品の核となる部分を描…

2003年に放送されて大ヒットした作品のリメイク版。アニメとして一度完結した作品を作り直すのは、01年に放送された「花右京メイド隊」が、04年に続編ではなく新作として制作された例くらいしか思い浮かばないので、けっこう珍しいパターンでなのかなと。前…

ややネタバレ気味なので未見の人は要注意。 非常に中身の詰まったストーリーでしたな。それぞれのエピソードを膨らませれば、また４クールのTVシリーズが作れそうな勢いで。まあ、それだけに説明不足かな、と感じるところもあるわけで、TVシリーズの最終話で…