咲-Saki- 第15話「魔物」

副将戦の後半から大将戦に突入。
ステルスモードに入った桃子の一人舞台かと思いきや、覚醒状態の和には、はじめから効果がなかったことが明らかになってアッサリと破られるという。卓上の牌の動きに集中することでそれ以外の情報・・・桃子の存在感を消す能力まで麻雀に関係ないものとして排除してしまうということで、デジタルも極めるとオカルトの域にまで達するというか、オカルトを頑なに否定する和の信念が、ついに超能力まで無効化してしまうというか。「そんなオカルトありえません」*1のセリフがキマっていましたよ。合宿での特訓が伏線になっているあたりもよく出来ているなと。
桃子が、ステルスが効かないことにショックを受けながらも、和と能力抜きで対等に戦えることに喜びを感じているような描写も印象的でした。
大将戦を前に、咲と和がハイタッチをしたり、桃子が加治木に抱きついたり、衣がオーラだけでドアを開けて悪役じみた登場をするあたりは、いよいよという盛り上がりを見せてくれるところ。
咲が嶺上開花を二連続で上がって開始早々に能力全開といったところですが、三度目のカンに対して、加治木がチャンカンを決めるのは熱い展開でしたよ。自風のドラ3を捨てて、槍槓以外では上がれない形にしてまで狙い撃つのがカッコ良くて、たった2局咲の異常な能力を察知してその対抗策をとってくるあたり、その適応力が大将にふさわしい人物であることを印象づけておりました。
まずは直接ぶつかり合った二人をはじめとして、どう見ても場違いなお子様である衣や、彼女に敵愾心を抱く池田と、それぞれに特徴のある4人が、この先どのような闘牌を繰り広げるのかと期待させてくれます。
新しくなったOPとEDは決勝戦の各校の人物たちを見せる作りで、特にEDの方はSDキャラの可愛らしい動きが楽しく、狙いまくったサービスカットも大変よろしかったですよ。
あと、制作会社のGONZOからピクチャーマジックに代わり、GONZOはその協力という立場になった模様。
http://w0yxag.bay.livefilestore.com/y1p7y_GeDSoBjohWTIM4P4mtwIehK89nr9b6r-vdac2m3NH3zZ-KXI1M-xBglnjvU3bsBhUhUZvR_VnfOdXXU-CpsYH-SpUWRdQ/gonzo%E3%83%86%E3%83%AD.jpg
GONZOの経営危機が伝えられ、このアニメも制作中止になるのではなんて声もあったようですが、とりあえず続行するようなので一安心。

*1:通称SOA