青い花 第4話「青春は美わし」

アバンで、前回の「図書館の君」からふみと杉本先輩がキスをするくだりを繰り返しつつ、今回の話へと繋がるわけですが、単純に繰り返すだけではなく、前回はなかった二人がキスをする様子をハッキリと描いたカットが追加されていたが細かい演出。ドキドキする云々のやりを経て深まっていく二人の関係を踏まえてのものしょうか。
電車のバッティングの件から、ふみがあきらに対して自分の性的嗜好をカミングアウトするというのが跳躍してるような気もしたけれども、先輩は恋愛対象、あきらは友人という線引きを明確にすることで関係がこじれるのを回避しようとしたのかなと。ふみ本人にも、カミングアウトして泣き出す程度には、アブノーマルという自覚がある模様。
あきらが、ふみの嗜好を受け入れるかどうかではなく、どうすれば彼女のためになるのかというレベルで戸惑うあたりが、素直な子として描かれていましたよ。彼女自身も前回のデートの相手に興味を示さなかったりして、また変わっているわけですが。
杉本と演劇部の顧問の過去が明らかになり、彼女がヘテロでも行けるというか、むしろ顧問との件があって今の彼女があるという印象。今でも尾を引いているようだし、図書館の君云々の引きからして、この先ふみとの関係にも影響してきそう。
三つ編みを作って鏡の前で小躍りするふみが可愛らしく。あと顔がアップになるカットを、少し斜め上からのアングルから見せるのが奥行きを感じさせるものでしたよ。