大正野球娘。 第5話「花や蝶やと駆ける日々」

厳しい練習を重ねたりもう一人の仲間を捜したりする話。
練習の方は基本からやり直しといったところで、体力作りからはじめるわけですが、へろへろになりながらも誰もやめるとは言い出さないあたりは、惨敗を期に皆の気持ちがひとつになったおかげかなと。小梅が朦朧状態で帰宅する様子や、皆が教室で突っ伏するあたりはお約束。人力車競争もバカバカしいながらもなんだかんだで楽しんでることが伺えるものでしたよ。
選手探しの件は脚の早い選手が必要というところまで分析できているのに、捜索範囲が陸上部に向かなかったりして肝心なところで抜けているのが面白く。その陸上部で、胡蝶という適材が見つかるわけですが、スタートの瞬発力はあるものの、その後が伸びなやむというのは、ワンナウツに登場したジョンソンと同じで、共通の元ネタがあったりするのかなと。むしろ野球の選手に求められる資質として常識なんでしょうかね。迷う胡蝶に対して、アンナが授業中に、さりげなく後押しをするのが心憎いところ。
初お披露目のユニホームは、その時代っぽい雰囲気を残しながらも薄いピンクが可愛らしくて良かったですよ。