咲-Saki- 第21話「追想」

個人戦の開始。前回に続いてアニメのオリジナルの展開となっているわけですが、団体戦では絡みがなかった人物同士の対戦を見せながら、団体戦で張られた伏線を回収するということで、原作を踏まえつつ物語を広げる作りとなっていましたよ。
今回は清澄の部長である久と風越のキャプテンである福路が中心といったところで、中堅戦の時の伏線の回収。
福路が、いざ会ってみると言葉が見つからないと、久に対する胸中を自問自答するあたりは、麻雀を通して築かれた関係というよりは、むしろ昔の男と再会したかのような反応だったりもするんだけれども、久の悪待ちを読み切った上で逆転するあたりは熱いものがありましたよ。過去のこだわりよりも、風越のキャプテンとして生きるみたいなドラマが描かれておりました。
妹尾のひとつずつに振り込む透華はみっともなくて笑ってしまいましたが、まあ調子に乗って周りが見えなくなる彼女らしいところかなと。四暗刻に続いて国士無双をあがる妹尾は、ビギナーズラックというには出来すぎで、実は彼女も超能力者の一人なんじゃないかと思えたりもしましたよ。
咲については、本調子でないというか力をセーブしているようですが、個人戦ということで清澄のメンバーと当たる可能性があることが原因となっている模様。家族麻雀がトラウマになっている彼女が、いかにしてそれを乗り越えるかが個人戦のテーマとなっているんでしょうか。怪しげな能力を持っているらしい新キャラが、どのように絡んでくるのかも気になりますよ。
東風で力を発揮する優希は絶好調といったところですが、序盤でこれだと後半で何かあるんじゃないかと思えたりもするところ。