化物語 第9話「なでこスネイク 其ノ壹」

新キャラ、千石撫子を迎えての新展開で、今回も怪異に関係する女の子を阿良々木が助けるお話のとなっている模様。阿良々木のことを「お兄ちゃん」と呼んだりする妹キャラとなっているわけですが、既に登場している彼の双子の実妹とは対象的に、引っ込み思案でおとなしいキャラでより正統派の妹キャラとなっておりました。
秘密を明かす場面では、別にそこまで脱がなくても分かるだろうと思いつつ、手ブラだったりブルマだったり大人だから中学生には興奮しない発言だったりと、いろいろとハイレベルでテンションが上がってしまったり。まあそのあとの彼女の落ち込みようを見ると罪悪感を覚えてしまうわけですが。
阿良々木のわざわざ神原を通して接触しようとする気づかいや、神原との誉めないと逆に失礼というやりとりによって、思春期にある撫子が、自分の身体に生じた異変に対してより深く傷ついていることが強調されていた印象。
打ち捨てられた神社や撫子による蛇を使った呪術めいた行為、そして撫子の身体の変化に神原と羽川に現れた身体の変調といった出来事がどのように繋がるのかが気になるところで、冒頭におけるこんな結末にならなかっただろう、という阿良々木のセリフも意味深ですよ。
ひたぎは姿だけの登場でセリフはないものの、阿良々木が神原と共に行動することについて釘を刺していたりして、本妻としてやはり大きな影響力を持っている様子。積極的に腕を組むあたり神原も阿良々木の事を気に入っているようですが、ひたぎとのこともあるので本心がイマイチ掴めず。本屋での羽川の行動は、阿良々木に対する好意がかなり露骨に現れているわけですが、阿良々木が鈍いおかげで表面上の平和は保たれるといったところ。
今回もレトロな漫画絵にデフォルメされたカットが連続するパートがありましたが、以前と同様に阿良々木と神原がエロトークを繰り広げるところで出てきたりして、そういう場面での演出として統一されているのかなと。