青い花 第10話「幸福の王子」

杉本四姉妹の次女と演劇部の顧問の結婚式ということで、恭己の気持ちに一応のけじめがつく話。
三女も顧問に惚れていたというのはちょっとしたサプライズで、作中でも言われてたようになんであんな冴えない男がモテるんだよと思いつつ、この期に及んで恭己に対し、女らしい格好も似合うとか言えちゃうあたりにその秘密があるのかなと。結婚する二人が、姉妹の感情を知っているにも関わらず、それを話題に出したりして、罪悪感みたいなのを見せずに振る舞うのが印象的。表向きはすでに解決済みの問題となっているんでしょうか。
恭己の回想により、男っぽい振る舞いや京子に対する態度の理由が明らかになり、それらが自分の子供っぽさから来ることが自覚されるわけですが、再びふみとヨリを戻そうとした時には既に遅く、改めて自分の子供っぽさを思い知らされるのが辛い展開。繰り返される謝罪の言葉が彼女の悔恨の深さを物語っておりました。