とある科学の超電磁砲 第4話「都市伝説」

上条さんがついに本格的に参入。主に美琴の視点からの彼が描かれるわけですが、彼女の冷めた意識を否定するかのように登場し、その自信をもたらす能力も通じないことから興味を持ち、中盤のすぐに脱ぐ人の発言によって意識をさせられ、後半のバトルにおいては、涙目になって身構えるという弱さを晒した上に手加減をされるということで、彼女が上条に惹かれていく過程が順をおって分かり易く描かれていましたよ。
本編では一大勢力と目されるほどのハーレムを築く上条さんですが、今回のように見せられると、確かに関わった女の子が片っ端から彼になびいていくのも当然と思えますよ。
中盤で美琴が関わることになる女性研究者もなかなかインパクトがある人物で、合理的思考を持ちながら一般常識に欠けるという科学者にありがちなキャラクターなんだけれども、それを暑ければ脱ぐ、汚れたら脱ぐという行動によって見せるのは、サービス面との兼ね合いも備えた秀逸な描写となっておりました。超能力に関わる研究をしているということで今後も物語に関わってくることになるんでしょうか。
都市伝説という形で上条さんと女性研究者をくくるのは、エピソードに統一感を持たせる導入。今回、別行動をとる黒子たちにも出番を用意するものとなっていて、そこから妄想が発展し、テーブルに頭を打ち付けたりオチを持って行く黒子には笑わせてもらいました。
要素の一つ一つを他の要素と関連づけながら複数のストーリーラインが動く作りとなっていて、よく練られているなぁ感心することしきり。