DARKER THAN BLACK -流星の双子- 第10話「偽りの街角に君の微笑みを・・・」

スオウは死んでいる、という母親の発言の真相が明らかに。実はシオンの能力によって作り出されたコピーだったということで自己を見失いかけるわけですが、ヘイから肯定されることでとりあえずは落ち着くという展開。
同時にヘイに対するスオウの想いも明確になるわけだけれども、ヘイの方はイン一筋なわけで報われないなと。ずっとヘイを追いかけているのに、ボコられたあげくに放置される美咲も報われなくて、でも、ヘイのことを未だに前期の偽名で呼ぶあたり、追っているのは過去の幻といった感じがするわけですが。
三号機関の人が無残な姿となって発見される件については、ヘイと彼らを対立させようとする勢力の工作といったところ。シオンの能力を考えると死体が本人でない可能性もありますよ。
足首で人物を判別するマオには笑ってしまいましたが、それが過去へと繋がる導入になっているのは意外。ただ、美咲がスオウたちを拾うのもそうなんだけど、偶然の出会いが多くてちょっと都合が良すぎるように感じられたりもしましたよ。
前のシリーズと同様に、登場人物の心理を客観的に描くというか、必要以上に踏み込まない作りとなっているわけですが、やっていることはありがちなアイデンティティクライシスだったり、毎回Cパートに次回へと引っ張るネタ露骨に仕込んだりと、いろいろと分かりやすくなっているように思いました。