『おねがいマイメロディ』第17話「野菜が好きになったらイイナ!」

マイメロの家族が登場。娘が厄介になってる家にやって来て自分達も厄介になりたいとか言い出すあたり、この子にしてあの親ありというか、親の顔が見てみたいとか言って実際に顔を見たら「ああなるほど」と思わず納得してしまいましたというか。断るに断れない夢野三姉妹の微妙な反応がなんとも言えませんな。
マイメロの祖父もまた曲者で、電車を見てでっかいいも虫と言ったり、信号見て三つ目の案山子と言ってみたり。お子様なマイメロ弟は素直に信じてましたが、中学生くらいになったら絶対グレますな。大人はみんな嘘つきだとか言って。
まあ、そんなマイメロ一家でも結束力は固いようで、クロミ魔法で暴れる八百屋の息子を協力して倒すあたりで、なんとか子供向け番組の体裁を整えておりました。家族の絆って素晴らしいよね。
あとは、クロミの愛称がロミーであることが判明した件とか、あれから音沙汰のなかったフラットが、やっぱり駆の家に居候していた件とか、そんな感じで。
荒木飛呂彦の初期の作品『魔少年ビーティー』に、ケガをした少年を自宅で介抱していたら、いつの間にか彼の家族が住みついて家と財産を乗っ取られそうになる、という話があるんですが、今回の話を見て真っ先に思い出したのがそれなわけで。素朴な雰囲気をかもし出してるマイメロ一家なわけですが、実はあの穴のような瞳の奥で何かよからぬことを企んでるんじゃないかと思う今日この頃なのです。