『おねがいマイメロディ』 第24話 「ナイスバディになれたらイイナ!」

歌のクラスメイト、優香がメインの話。自分の体にコンプレックスを持つ彼女がクロミにそれを利用されて・・・という流れ。体のパーツを他人と交換するという回りくどい魔法をかけるクロミ様がいい仕事をしていますな。胸やら髪やらを交換しまくって、歌たちが見ても優香と気付かないほどの変身をとげるわけですが、結局、彼女をずっと見ていたというクラスメイトの男の子に見破られ、元の姿の方いいと言われて元に戻るという。ここら辺、ナイスバディじゃないから等々の理由で自分に価値がないと思っていても、ありのままのその人を好きになってくれる人がきっといるはずだとメッセージなんですかね。先週のクロミ人間化の後にこういう話を持ってくるあたり、何気に深いのかもしれず。
他にも父親の女装とか音楽教師と父親が互いをライバル視するところとか、小ネタのひとつひとつが実に冴えてましたな。テニスといえばお約束のお蝶夫人のコスプレをしたクロミや、そのクロミの体型に突っ込みを入れる優香とのやり取りや、何故かミニスカの柊にも笑いましたよ。
あと特筆しておきたいのが作画について。体に対するコンプレックスの話ということで、それぞれの特徴が細かく描き分けられておりました。胸の大小はもちろん、脚の太さや腰まわりの微妙なラインの違いまでしっかりと。アニメが絵で話を伝えるものである以上、絵の質によって説得力がまるで違ってくるわけで、今回の作画は、派手な動きや美麗な作画とはまた別の意味でいい作画だったと言えるかなと。
ここんとこマイメロの影が薄いとか思ってたら、次回予告から不穏な空気が・・・。