『ぺとぺとさん』 第11話「『いもてん』お試し版」

「いもてん」には正直負けた気分。前回話を聞いたときは、おバカ過ぎて笑うしかなかったのに、くぐるのメイド姿見たら来ましたよ。なんかいろいろと。要するにメイド喫茶のメイドを妹に代えて適当なアトラクションを置いただけなんだし、実際に作ってくれたら毎週でも通っちゃうんだけど。ってまあ、あのキャラクター達がいるところに「いもてん」の魅力があるわけで、三次元でそれを再現するのは不可能だと思いますが。
話の方は、ぺと子がタレントとしてデビューする為に博多へ行くことを決めて、最終回に向けて話が動き出したようで。風呂場でのちょちょ丸との会話で、ぺと子のシンゴへの気持ちが明確になって、ぺと子、くぐる、シンゴの三角関係も決着に向けて動き出すんかな。まあシンゴにはぺと子しか見えてないみたいだし、勝負はほとんどついてるようなもんですが。残るはお互いに遠慮しあっているぺと子とくぐるの女の友情にどうケリをつけるかってところですかね。個人的にはくぐるにも頑張ってもらいたいところですが、ああいうタイプは報われないのが常道なわけで。自分の姿を見て「ええ女じゃの」とか言っても、それが嫌味にならないくらい、いい女なのにね。
印象的だったのが縁側でスイカを食べる場面。種を飛ばす瞬間をシンゴに見つめられて吹きだしちゃうくぐるとか、じゃれあう二人を後ろから見つめるぺと子とか、マッタリしている中にも三角関係の緊張感をかもし出しておりました。全体的にユルい雰囲気のアニメだけど、時々、こういった登場人物の内面を台詞ではなく動作で見せる場面があって、奥の深さを感じさせますな。