おねがいマイメロディ 第35話「幸せが見つかったらイイナ!」

バクに密着24時みたいな話なわけですが、屋台のおでん屋で愚痴をこぼしたりして、いろいろとおめでたいマリーランドの住人とは思えないやさぐれぶりに親近感を感じてみたり。朝4時に起きて新聞配達、柊家に生活費を納めて幼稚園で子供と遊んでじいさんの碁の相手ををして午後に黒音符集めと、なんとも濃密なスケジュールをこなしつつ、合間にクロミのおもりと、彼の超人的な活動力には関心させられますな。だけど、そのエネルギーも、クロミの世話と黒音符集めに大半を浪費してるわけで、その能力をちゃんと使えばもっと大きいことが出来る奴なんじゃないかと思ったりするわけですが、クロミいなければあのエネルギーが出てくるのかと考えると、そうでもないような気もするわけで。新聞配達の時には詩人の側面まで見せてくれるわけですが、聞いてて笑いがこみ上げてくるのは、やっぱりあの容姿のせいでしょうか。
バクの日常に時間をとられたせいか、悪夢魔法の方は今ひとつ。バク中心の話なのに、彼と教育実習生の絡みがほとんどないし、ヤンユミとかネタが微妙に古く、最後の生徒達との和解も取って付けた感が否めず。まあ、菊池のダメっぷりがあいかわらずなのは笑えましたよ。
今回、クロミとバクの出会いが語られたり、クロミが元ヤンだったりと、いろいろ明らかになったわけですが、一番の衝撃は、バクが町の住人に普通に解け込んでいる事実だったりするわけで。ハリネズミ君のクルリンは何の為にあるんかとツッコミたくなるところですが、このいい加減さが、やっぱりマイメロというアニメなんだなと思ったりもするのでした。