ARIA The ANIMATION 第9話「その 星のような妖精は・・・」

いつも水の上ばかりで飽きたわけでもないんだろうけど、今回の舞台は日本の秋を感じさせる山の中だったり。プリマを目指すものの自信が持てなくなった藍華をはじめとする3人が、伝説の妖精・グランマに会いに行くわけですが、やってることといえば栗を拾ったりイモを掘ったりと日本の秋を満喫といった感じ。素直に楽しむ灯里とアリスに対して、勝手に修行に結びつけて空回りしてる藍華が、らしいといいますか。
ベネツィアから電車でいける範囲に日本の田舎ってどんな世界だよと思いながらも、そういう風に作ったという説明があったのでまあ納得。「マンホームでは気軽に土いじりなんかできない」という灯里の言葉が、地球の生活環境の悪さを暗示していて、アクアが理想郷として作られていることがわかりますな。
30年間ウンディーネのトップの座にいたというグランマが、その偉業の割には、どこにでもいるおばあちゃんといった感じで、ちょっと意外だったりしたんだけど、悩む藍華に対して「何でも楽しめるようになる」という助言を与えるあたり、それを実践してるから、ああいう穏やかな歳のとり方が出来るのかなと。でも「苦しいことやつらいことも楽しむスパイスだと思えばいい」ってのは、むずかしいやね。それが出来るからトップになれるんだろうけど。