舞-乙HiME 第12話「仮面舞踏かい?」

国際情勢の緊張化を踏まえつつ、マシロと拓海にフラグが立ったり、アリカが身代わりになったりと、今回も中身が詰まってて面白かったですよ。
拓海と遊ぶマシロが楽しそうで、やっぱり中身は普通の女の子なんだなと思いながらも、王女としての責務を問われたりして、十代の女の子にそんな重荷を背負わせるのも酷だなと。ただでさえ偽者疑惑が付きまとって、微妙な立場にいるわけだし。拓海から贈られた花を握り潰そうとしてためらう彼女の乙女心が切ないですよ。王女としての責務を受け入れるのが、この物語でマシロに課せられたテーマになるんでしょうか。
馬子にも衣装とズバリ言われてたけど、髪を下ろしてドレスを着たアリカもまた魅力的。前回の騒動を口止めするニナとアリカのやり取りが面白かったし、晶の性別を一瞬で見抜くシズルの鋭さもあいかわらず。さすがに口移しで薬を飲ませる必要はないだろうと笑っちゃったりしたけど、やっぱキャラの見せ場を作るのが上手いなと感心してみたり。舞衣が登場しない理由も語られたわけですが、オトメという存在に疑問を呈する役割になっていて、前作の主人公であることを考えると興味深いところです。
こうして見ると可愛いんだけどね。