大江戸ロケット
清吉とソラが秩父の山奥に行ったら、ロケットを改良する手がかりを持つ人物に出会い、彼のはからいでソラとのわだかまりも解消するというのは、話としてはよくまとまっているんだけれど、まとまりが良すぎて都合良すぎな気が。ご先祖を既存のキャラの使いま…
あっという間に花火を打ち上げる方向に話が進んで驚いたんだけれど、さすがにそう簡単に成功するわけもなく。 打ち上げの失敗が清吉の花火師としての挫折だけではなく、ソラから本当の目的を知らされていなかったことで彼女との間に距離が生まれるキッカケと…
みんなでロケット作りをがんばるみたいな話だと思っていたら、第1話で主人公をかばい、主人公を見守る人物として描かれていた銀次郎が別の道を歩むことになるという意外な展開。彼の過去や出生の秘密そして主人公に対する思いを一話という限られた時間の中で…
主人公が、一度は断ったロケット作りをはじめる決心をするくだりに熱いものが感じられて良かったですよ。時代劇の世界に「炭酸ストロンチウム」という言葉が出てくる違和感も面白く、ヒロインのミステリアスな雰囲気を強調している印象。獣に女性が殺される…
天保の改革で贅沢を禁じられた時代を舞台に、不満を募らせる庶民と怪物同士のバトルを交互に見せたりして、何をやろうとしているんだこの話はと思っていたら、ラストで二つの線が結びついて作品のタイトルの意味が分かるのが巧い構成で感心させられましたよ。…