『ぺとぺとさん』 第12話「プロジェクト・アケガラス」

ぺと子のお別れ会の席でくぐるとシンゴをくっつけようという「プロジェクト・アケガラス」。クラスメイトならずとも、それはちょっと違うんじゃないかと思うわけですが、妖怪という生い立ちを考えるとぺと子の気持ちも分からないでもなく。おかしいとは思いながらもぺと子の博多行きを止めることも出来ず、せめて最後の願いをかなえてあげようという一同がもどかしいというか。くぐるも賛同してこのまま、計画が成功しそうな勢いですが、あのくぐるが好意によるものとはいえ、そんな申し出に素直に乗るとも思えないわけで。介入する気ありありの母親の存在も気になりますな。
最終回目前ということで作画の方も盛り上がってるようで全体的に丁寧な動き。特にちょっとした仕草の時に見せる、瞬きや視線を動かすといった目の表情が豊かで、何度も繰り返して見ちゃったり。最後のぺと子とシンゴがラーメンを食べる場面も印象的。BGMなしで扇風機の音だけが流れる中、ロングショットで映る二人の姿が寂しさを醸し出しておりました。「夏休みのおかわりが欲しい」というぺと子の台詞が切ないです。