テクノライズ 第14話「REJECTION」

裸に剥かれたり殺されかけたりデータを全部消されたりとドクが散々な目に。まあ街の人間を進化させるとか言ったりして、本人もちょっとマッド入ってる科学者なんですが。外の人間だって云々は、地上に対するクラースの人間のコンプレックスを感じさせるセリフで、この言葉を聴いた瞬間、伽ノが映像を切るあたりは、最終話で語られる彼の行動原理と繋がっていて、こんなところにも伏線があるのかと感心しましたよ。「教養とそれに導かれる理想」とドクは言っていたけど、地下世界を支配するもっとも知的な集団の中から彼のような人物が出てくるあたりはなんとも皮肉。
ドクを守るために櫟士が見せた頭脳プレイは、脊髄反射で行動していた彼が思慮深く行動するようになったことを示していて、すべてを失ったドクを励ます言葉をかけるあたりも、彼が大きく成長したことを印象づけておりました。