「はたらく魔王さま!」EDのマネキンの意味をいろいろと妄想してみる


6話目にしてようやくEDも完成ですかね。
ほぼちーちゃんの一人舞台となっていて、いろいろなシチュエーションでコスプレをするといった趣向になっているわけですが、全体的に憂いを帯びた映像となっているのが印象的。とりわけ真奥たちエンテ・イスラ関係者の衣装を着たマネキンを、ちーちゃんが眺める最後のカットは、地味ながらも意味深な画面となっていておりました。こういう意味深な絵を見せられたら、やっぱりその意味を探りたくなってしまうわけで、完成したEDについて、いろいろと妄想を膨らませてみることにしましたよ。
 
何かを待つようであったり


 
旅をしているようであったり


 
誰もいない舞台で一人で舞台で踊ったり

と、このEDでのちーちゃんは、本編とは印象が異なり、何かを待ちわびる孤独な女の子といったところ。
ほぼ全体に渡って現れる時計は時間が経過していることを繰り返し強調しているかのようであり、また帽子で顔の一部を隠すあたりは、彼女自身もまた何かを隠しているかのような雰囲気がありました。


 
で、これらの印象からこのEDで描いているものを妄想してみると、
 
・妄想1「真奥たちと出会わなかった世界線説」
マネキンがショーウィンドウによって隔てられているのと同様に、ちーちゃんと真奥たちが関わることはない。
時計はただ過ぎていく時間を暗示。
 
・妄想2「真奥たちと別れた後説」
何らかの理由で真奥たちと別離し、待ったり探したりしたけれども結局再会はできない。
時計は過ぎ去った時間を、マネキンを眺める最後のカットは過去の思い出となったことを暗示している。
 
・妄想3「真奥たちと出会う前説」
時計は約束された時が近づいていることを暗示。
真奥たちの衣装を着たマネキンは、その衣装を身につけた人物が近く現れることを示している。
マネキンが並ぶ様子はそのまま、ちーちゃんがエンテ・イスラ関係者に迎え入れられるOPのこのカットに繋がる、と
 
作品の方向性や個人的な願望としては妄想3を推したいところですが、実際のところはこれからの展開次第でしょうか。
ともあれ、描かれているものの意味をいろいろと考えて妄想を膨らませてみたくなるよいEDでしたよ。